私たちの周りにはいろいろなソフトウェア、アプリケーション、アプリなどがあふれています。自分たちの作りたいものはいったい「ソフトウェア」なのか「アプリケーション」なのか、それとも「アプリ」なのか、迷ってしまうケースもあるはずです。ひとくちにIT投資と言っても案件ごとに内容は違うため、それぞれで最適な開発パートナーを選ぶことが大切です。
しかしながら、そもそも開発会社を選ぶにしても、その基準もわからなければ、どこも知らないいったケースが多いのも現実です。
博明社は、こういった相談からできる街のシステム屋さんでもありたいと願っています。
ビジネス・ソフトウェア
「ビジネス・ソフトウェア」とは、ビジネスの生産性を向上させたり、生産性を計測して業務改善に役立てたりするソフトウェア一般を指します。
具体的には会計システム、グループウェア、CRM、SFA、MA、人事管理システム、商品管理、在庫管理、ERPなどがあります。
ビジネス・ソフトウェア大きな分類としては「情報系システム」と「基幹系システム」に分かれます。
ここで「情報系ソフト」や「基幹系ソフト」と呼ばないのは、中規模以上の「情報系システム」や「基幹系システム」構築においては伝統的にハードウェアを自社のなかに新規に導入してその上でビジネス・ソフトウェアを動かす形式が一般的であったため、ハードウェアと合わせて「情報系システム」「基幹系システム」という言い方をするからです。
日本のIT業界では、NECや富士通、日立などのハードウェアメーカーが中規模以上のシステム開発を請け負うケースが多かったので、ハードウェアを合わせて「情報系システム」と「基幹系システム」という名称でくくることが実情に合っていました。
最近はクラウド型ASPサービスで「情報系システム」や「基幹系システム」を時間単位で利用するという形態が広まっています。ASPは”アプリケーション”・サービス・プロバイダの略称です。
今後クラウド型で「情報系システム」や「基幹系システム」を利用することが広まってくれば、「情報系ソフト」や「基幹系ソフト」あるいは、「情報系アプリケーション」や「基幹系アプリケーション」という呼び方も出てくるかもしれません。
現状では企業のITシステムのうち、メールやオフィスソフト、グループウェア、データウェアハウスなどのコミュニケーションや事務処理の効率化、意思決定の支援などのために構築されるシステムのことを「情報系システム」、受発注や入出庫、会計処理、生産管理などのいわゆるシステムが止まってしまうと企業活動そのものに致命的な影響を及ぼすシステムのことを「基幹系システム」(金融機関の場合には特に「勘定系システム」)と呼びます。
それらのシステム上で動作しているソフトウェアが、「ビジネス・ソフトウェア」となります。
企業アプリケーション
企業活動の現場でOSという基本ソフトにインストールすれば動く応用ソフトが「企業アプリケーション」です。
小規模な企業アプリケーションソフトとしては MicrosoftのWordやExcelに代表される「オフィス系」アプリケーションなどがあります。
また、CRM構築やSFA導入などの分野でパッケージ化された製品を利用してビジネスの生産性を向上させたり、生産性を計測して業務改善に役立てたりすることも行われます。
こうしたツールも「企業アプリケーション」に分類されます。
パッケージソフトはあらかじめ基本的な機能をパッケージのなかに実現しており、カスタマイズの必要のない企業はそのまま使うことができます。
また、自社用にカスタマイズしたい場合でもパッケージ機能を利用することで、一からフルスクラッチで行うより時間も費用もかけず、自社にとって必要なアプリケーション機能を手に入れることができます。